2018年12月10日放送の『名医のTHE太鼓判』は最強鍋で突然死を防ぐぞ!SP。こちらのページでは、その中で紹介された悪玉物質「AGE」とそれを防ぐ生姜鍋についてまとめました。詳しい情報はこちら!
最強鍋で突然死を防ぐぞ!SP
今回は老化の元凶といわれる悪玉物質「AGE」に着目。
「AGE」が体内に多量に蓄積されると、動脈硬化・心筋梗塞などを引き起こし、突然死のリスクを高めてしまう…。
そんな悪玉物質「AGE」の多量摂取を防ぐ「鍋料理」を紹介!
美味しく食べて、健康効果倍増の名医おススメ『鍋レシピ』とは!?
悪玉物質「AGE」とは?
摂取した糖が体内でタンパク質と結合する「糖化」。この時、悪玉物質「AGE(終末糖化産物)」ができます。
これが体内に増えると骨がもろくなったり、血管が硬くなるなど、様々な悪影響を及ぼすんだとか。
その他にも「AGE」は全身に様々な悪影響を及ぼします。
血管へのリスクを懸念。
「AGE」は動脈硬化を引き起こして、「心筋梗塞」や「脳卒中」のリスクを高めてしまう。
[呼吸器内科 大谷義夫先生]
「AGE」は呼吸器内科でも注目されていて、「睡眠時無呼吸症候群」や「誤嚥性肺炎」とも関係があるので、寿命が短くなってしまう可能性が高い。
[消化器内科 大竹真一郎先生]
50歳以上の人は特に注意が必要。
「白内障」や「アルツハイマー」などのリスクも高まると言われている。
「AGE」というのは健康寿命を保つためにはまさに「天敵」!
悪玉物質「AGE」は骨の老化だけでなく、血管や脳など全身に老化を促します。そのため、体内に増えた「AGE」を放置すると突然死のリスクが高まってしまうのです…。
「AGE」が増える調理法
「AGE」の量は「炒める⇒焼く⇒揚げる」の順で増えるんだとか。高温で調理すればするほど増えてしまうんですね。
「AGE研究協会」によると、「AGE」の1日の摂取目安は「15,000exAGE」。
同じ食材でも調理の仕方によって「AGE」の量はかなり変わります。
チャーハン:7885 exAGE
水餃子:4689 exAGE
焼き餃子:8668 exAGE
かけそば:106 exAGE
焼きそば:3628 exAGE
冷奴:624 exAGE
揚げ出し豆腐:6063 exAGE
カツカレー:17337 exAGE
AGEを上げる要素には使われている「食材」「調理法」が関係しているんだそう。餃子だと「肉の脂肪」「肉の糖質」で高くなってしまうんですね。
⇒ 長い時間・高い温度で調理するとAGEの量が上がる
「AGE」を減らすには?
体内の「AGE」は運動などで減らすこともできますが、最も効果的なのは高温料理を控えること。
「AGE」の摂取量を極端に抑制できるのが、冬の定番「鍋料理」。鍋は100℃以下の低温・中温料理のため、AGEが少ないんだそう。
その中でも特に効果がある鍋料理が「生姜鍋」!
生姜鍋
全国の生姜の3割を生産している高知県・四万十町では、白だしのスープに豚肉・ニラなど定番の具材を入れ、そこに加えるのが、1kgもの取れたての生姜(せん切り)!
すき焼き:7140 exAGE
水炊き:5076 exAGE
生姜をたっぷり入れていて辛そうに見えますが、産地だと採れたてなのでそれほど辛味は強くないんだそう。また、水に浸してから使っているのでマイルドなんだそう。
私たちが自宅で生姜鍋をする場合は、売っている生姜が収穫してから時間が経っていて乾燥しているものが多いので、千切りではなく、すりおろしたものを使う方がいいそうです。
なぜ「生姜」がいいのか?
なぜ「生姜」がいいのか?
それは、生姜の中に糖化・AGEを抑える成分が入っているから。
AGEの抑制に大きな効果を発揮すると言われている「ねぎ」と比べても2倍、「にんにく」の8倍もAGE抑制力があるんだそう。
生姜の中の辛み成分「ジンゲロール」の一部が「ショウガオール」に変化すると、体温め効果がアップし、AGE抑制酵素が活性化。AGEの蓄積も予防してくれます。
⇒ ショウガオールが働くことで、体内のAGEを減らす効果がアップ
他の番組で紹介された「しょうが」情報
「生姜」に関する押さえておきたい記事はこちら!
▼TBSテレビ「名医のTHE太鼓判」
月曜 19時00分~20時00分
出演:アンジャッシュ(渡部建・児嶋一哉)、山瀬まみ、FUJIWARA(原西孝幸・藤本敏史)
伊藤かずえ 勝俣州和 貴闘力 松嶋尚美 ★医師 伊藤明子 上原誉志夫 大竹真一郎 丸田佳奈 森田豊