2019年4月16日放送の『この差って何ですか?』は海藻の健康効果の差。もずく・わかめ・ひじきを特集!実はスゴイ!塩分もピロリ菌も一掃する!?簡単作り置きレシピも!紹介された情報まとめました!
海藻の健康効果の差
この時期、スーパーなどに行くと、「新物」と書かれたワカメなど生の海藻がたくさん並んでいます。そんな生の海藻が一年一番多く売られているのがこの時期。冬の間にたっぷりと栄養分を蓄えて成長した海藻が、今まさに旬を迎えているんです!
そこで今回は普段よく食べている海藻「もずく・わかめ・ひじき」がもつ健康効果とより効果的な食べ方を紹介!
教えてくれるのは、日本の海藻研究の第一人者で日本海藻協会の会長を務める、東京海洋大学大学院 准教授の藤田大介先生。
また、番組オリジナルの簡単作り置きレシピや産地で作られているご当地レシピなど、すぐにマネしたくなるレシピも紹介!
「ひじき」の健康効果
ひじきは「骨粗しょう症」を予防!
「ひじき」に期待される健康効果は…骨粗しょう症の予防!
ひじきにはカルシウムが非常に多く含まれています。なんとその量は牛乳の約10倍!
ひじきの産地、三重・南伊勢町では、じゃがいもにひじきを加えて揚げた「ひじきのコロッケ」や、具の豚肉にひじきを加えた「ひじきの餃子」、ひじきを人参・インゲンと一緒に豚肉で巻いて焼いた「ひじきの肉巻き」など、さまざまなひじき料理を食べています。
なかでも骨粗しょう症予防に効果的なのは「ひじきのがんもどき」!がんもどきの材料の豆腐にはマグネシウムが多く含まれています。マグネシウムにはカルシウムを骨に吸着しやすくする働きがあるため、ひじき(カルシウム)と豆腐(マグネシウム)をバランスよくとることでより骨を丈夫にすることができるんです。
そこで、今回はカルシウムとマグネシウムを同時に摂れる簡単作り置きレシピを紹介!
レシピ「ひじきと油揚げの作り置き」
ひじき+油揚げで骨粗しょう症をさらに予防!
カルシウム+マグネシウムが効果的!
「わかめ」の健康効果
ワカメは「高血圧」を予防!
「わかめ」に期待される健康効果は…高血圧の予防!
高血圧の原因は塩分の摂りすぎ。ワカメにはアルギン酸・カリウムが豊富に含まれています。アルギン酸は塩分を排出してくれ、カリウムが塩分の再吸収を防いでくれます。
味噌汁にワカメを入れるのは理にかなっているんですね!
また、今が旬の生のワカメは乾燥ワカメに比べてカリウムの量が多い!約20倍も含まれているんだそう。
日本一のワカメの産地、岩手県・大船渡市では、新鮮な生のワカメをダシにくぐらせてポン酢につけて食べる「ワカメのしゃぶしゃぶ」、ワカメと豆腐・ゴマを和えた「ワカメの白和え」、つぶしたじゃがいもにワカメを混ぜて焼いた「ワカメのおやき」などを食べていました。
なかでも高血圧予防に効果的なのは「ワカメのしょうが焼き」!
ショウガに含まれるジンゲロールという成分が血管を広げ、血管内にかかっていた圧力を下げてくれるので高血圧予防をさらに高めることができるんです
レシピ「ワカメの生姜焼き」
ワカメ+ショウガで高血圧をさらに予防!
「もずく」の健康効果
もずくは「胃ガン」を予防!
「もずく」に期待される健康効果は…胃がんの予防!
もずくには「フコイダン」という食物繊維が多く含まれています。このフコイダンが胃がんの原因となるピロリ菌を減らしてくれるんです。もずくを食べると、胃の中にあるピロリ菌にフコイダンが絡みつき、排出してくれるんだそう。
なので、日本一のもずくの生産地である沖縄県は47都道府県のうち胃がんの発症率が一番低いんです!
もずくの一大産地、沖縄・本部町では、「もずくキムチ」や「もずくゼリー」、野菜と一緒に揚げた「もずくの天ぷら」、ひき肉や野菜と一緒に炒めてごはんにかけた「もずく丼」など、さまざまなもずく料理を食べています。
なかでも胃がん予防に効果的なのは「もずく丼」や「もずくの天ぷら」。
ポイントは加熱をすること!もずくは加熱すると細胞壁が壊れ、中からフコイダンなどの栄養成分が外に出やすくなるので、高温で揚げる「もずくの天ぷら」や、炒めた「もずく丼」はフコイダンなどの栄養成分をより多く得られるんです。
そこで、もずくを加熱し、より健康効果が得られる簡単絶品レシピを紹介!
レシピ「もずく酢のサンラータン風」
「もずく」は加熱で胃がんをさらに予防!絶品もずく酢料理!
▼TBS「この差って何ですか?」
火曜 19時00分~20時00分
出演:加藤浩次、川田裕美、土田晃之・上地雄輔/指原莉乃/久本雅美・向井理