2019年3月12日放送の『この差って何ですか?』は、平成元年と平成最後で激変した健康常識を大特集!高血圧なら味噌汁+レモン!?鉄分補給に「ひじき」は間違い!?「唐辛子で汗をかく」は冷え性には逆効果!?紹介された情報はこちら!
平成元年の健康食材と平成31年の健康食材の差
まもなく平成も終わり、新たな元号に変わります。
そこで今回は「平成元年の健康食材と平成31年の健康食材の差」を大特集!30年間の歴史で大きく変わった健康食材について紹介!
「高血圧」予防の新常識
高血圧なら味噌汁+レモン!?
塩分の獲り過ぎは高血圧の原因となると言われ「味噌汁」は敬遠されていただ。
だが、長年の研究の結果、味噌に含まれる成分の中に「腎臓から食塩を輩出しやすくする成分」や「血管を広げて血圧を下げる効果」があるということが明らかになった!
味噌汁の具材「わかめ・ジャガイモ・タマネギ・かぼちゃ」も高血圧に効果的!
「ワカメ」などの海藻類に含まれる「アルギン酸」は、塩分とくっつき体外に排出する働きがある。
「ジャガイモ・タマネギ・かぼちゃ」に含まれる「カリウム」は、塩分の吸収を抑える効果がある。
さらに「レモンをプラス」することで、血圧を下げる効果が倍増!!
レモンに含まれる「クエン酸」が血圧を上げるホルモンを抑える。
また、レモンに含まれる「レモンフラボノイド」は、血管をやわらかくし血流を良くしてくれる。
「骨粗しょう症」対策の新常識
牛乳はカルシウム豊富で「骨粗しょう症」に効果があると言われていたが、現在は…?
実は「牛乳だけ」飲んでいても骨粗しょう症への効果が薄いことが判明。
骨を強くするには、「カルシウム+マグネシウム」。
牛乳に「抹茶」や「黒ゴマ」を混ぜて飲めば骨粗しょう症に効果的!
さらに、「カルシウム」と「マグネシウム」を兼ね備えた食材が発見!!
そんな最強食材が、『大豆』!!
大豆にはカルシウムが「180mg/100g」、マグネシウムが「220mg/100g」と両方の成分が豊富に含まれている。
さらに、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」には骨の減少を抑える効果もあるので、骨粗しょう症対策に最適な食材!
「冷え性」改善の新常識
「唐辛子で汗をかく」は冷え性には逆効果!?
唐辛子はカラダを温めるので冷え性対策にいいと言われていたが、実は逆効果!
その理由とは…
唐辛子のカプサイシンは一時的に体温が上昇するが、すぐに下がってしまう。
唐辛子を食べた時の汗は体が温まってかいているのではなく、唐辛子によって脳が強制的に汗をかかせられているので食べる前より余計に体が冷えてしまう。
なので、夏など体を冷やしたい時には唐辛子は効果的。
冷え性に効果的な食材は『ショウガ』。
生姜に含まれる「ショウガオール」は胃や腸を刺激し、血流が促進され、体温が上昇!
ただし、生姜は生のまま食べても「ショウガオール」を全く吸収できない。
また、加熱も注意が必要!
効果的な飲み方が「生姜緑茶」。作り方は簡単♪
1.1リットルのお湯に約35gの生ショウガ
2.約30分ほど保温(加熱)
3.ショウガ湯でお茶を入れたら完成
「しょうが緑茶」については詳しくはこちらを参照ください!
≫≫「しょうが緑茶」健康法!冷え性・インフル予防に!作り方や飲み方は?
「便秘」解消!バナナの新常識
便秘には食物繊維豊富なバナナが効果的、と言われていましたが、実はバナナにも種類があり、より食物繊維が豊富なバナナがあるんだとか?
それが『硬いバナナ』。
バナナの硬さは、実の熟し具合による。
バナナの食物繊維は成熟するにつれて糖分に変化し、減ってしまう!
硬いバナナ:7.16g
軟らかいバナナ:3.27g
硬いバナナの方が2倍以上食物繊維が含まれる!
「貧血」には“ひじき”?ひじきの新常識
鉄分補給に「ひじき」は間違い!?
貧血には鉄分が豊富なひじきが良いとされていた。「鉄分の王様」といわれていたひじきだが、実はこの30年の間で鉄分含有量が激減!?なぜ??
最新の食品成分表によると、
平成元年:55.0mg
平成最後の年:6.2mg
なんと「1/9」まで減少!
その理由とは…生のひじきを加工する「釜」の材質が変わったから!
前は「鉄製」だったが現在は「ステンレス製」。
鉄釜から溶け出した鉄分が移っていたから。
ただ、ひじきは鉄分以外にも多くの成分を含んでいる栄養価の高い食材。
カルシウム
マグネシウム
カリウム
食物繊維、など
高血圧、便秘、骨粗しょう症、などに効果的なスーパーフード!
▼TBS「この差って何ですか?」
火曜 19時00分~20時00分
出演:加藤浩次、川田裕美
土田晃之・上地雄輔/菊池桃子・小林由依(欅坂46)・沢松奈生子、虻川美穂子・伊藤さおり(北陽)