2019年5月7日放送の『林修の今でしょ!講座』はじゃがいもの健康効果を学びます!健康寿命を延ばす食べ方が分かる「じゃがいもテスト」!じゃがいものビタミンCを効率よく摂る方法、正しい保存方法など、紹介された情報はこちら!
目指せ100歳!「じゃがいもテスト」
日本人は平均すると年間1人130個ものじゃがいもを食べているんだとか。今回はそんな身近な食材「じゃがいも」のすべてがわかる特別講座!
医師・科学者・料理人が作成した『じゃがいもテスト』に、林先生と料理に自信があるタレントが挑みます!
健康長寿の人が5月によく食べる「じゃがいも」。健康長寿野菜「じゃがいも」の秘密とは?
教えてくれた先生は、芋の研究20年以上!文教大学健康栄養学部「笠岡誠一」教授。
医師も認める!健康寿命をのばすジャガイモの秘密
Q.健康長寿を目指すための必須の食材!じゃがいもに豊富なビタミンCは体の〇〇を守る働きが期待できる!?「〇〇」とは?
正解 → 「血管」
ビタミンC含有量(100gあたり)
レモン 100mg
みかん 32mg
じゃがいも 28mg
ビタミンCが豊富といわれるミカンに匹敵する量がじゃがいもに含まれている。
ミタミンCは体に様々な良い効果があるが、健康長寿に直結するのが「血管を守ってくれる」作用。ビタミンCが血管の中の活性酸素を排除してくれる。
じゃがいものビタミンCは摂取しやすい?
Q.他の野菜にない!じゃがいものビタミンCは〇〇しても栄養が損なわれにくい!「〇〇」とは?
正解 → 「加熱」
熱に弱いとされる栄養素「ビタミンC」。
しかし、じゃがいものビタミンCは“でんぷん”に守られているので加熱してもビタミンCが損なわれにくい!
加熱に強いので、様々な料理に活用してもビタミンCが摂取できる優秀な食材。
じゃがいものビタミンCを最も効率よくとれる料理は?
Q.栄養士は知っていた!じゃがいものビタミンCを最も効率よくとれる料理は?
*じゃがいもを茹でてから調理した場合
A:カレー
B:ポテトサラダ
C:コロッケ
正解 → 「カレー」
茹でるとビタミンCが流れ出てしまうので、茹で汁まで食べる料理がより効率よくビタミンCを摂取することができる。
また、ジャガイモはなるべく大きめにカットした方がより多くビタミンCが摂取できる。
じゃがいものビタミンCを最も効率よくとれる調理法は?
Q.健康長寿の方々もやっていた!じゃがいものビタミンCを最も効率よくとれる調理法は?
A:皮ごと茹でる
B:洗わずに茹でる
C:切ってから茹でる
正解 → 「皮ごと茹でる」
じゃがいもは皮ごと茹でてから調理する。
じゃがいもの皮は血管を守ってくれるビタミンCの流出を防ぎ、食物繊維も豊富なので食べた方がいい。(*緑化したじゃがいもの皮は取り除く)
また、ビタミンCを最も効率よく摂れる「加熱方法」は、「電子レンジ」。
電子レンジは加熱時間が短いので、ビタミンCが壊れる前に加熱できる。
先生オススメの料理は、電子レンジを使った「じゃがバター」。
じゃがいもは脂質が少ないので、バターをのせると栄養のバランスがUPする。
「ポテトチップ」も短時間で一気に揚げるのでビタミンCが壊れる前に調理が終わっている。
新じゃがの優位点とは?
Q.5月は収穫したての新じゃがの季節!「新じゃが」が「普通のじゃがいも」より優れている所は?
正解 → 「普通のじゃがいもよりビタミンCが豊富」
獲れたてをすぐ出荷するじゃがいもを「新じゃが」(春じゃが)と呼ぶ。
4~5月に「新じゃが」として売られているのはほぼ九州産。
「新じゃが」は「普通のじゃがいも」の2倍(約50~60mg/100g)のビタミンCが含まれている。(*季節や品種により異なる)
ビタミンCは収穫後、時間が経つにつれて減っていくので、獲れたての「新じゃが」の方がビタミンCを摂るのには良い。
じゃがいもの皮を食べると増えるのは?
Q.昨年発表の最新研究で判明!じゃがいもの皮を食べると体の中で増えるのは?
A:肌に良いコラーゲン
B:筋肉に良いたんぱく質
C:血流を促進する水分
正解 → 「肌に良いコラーゲン」
東京工科大学とカルビー株式会社の最新研究で可能性が示されている。
皮を一緒に食べるのは栄養学的にもかなり良い!
また、じゃがいもは太るのでは?という疑問があるが、実は低カロリー。
白米:168kcal/100g
じゃがいも:81~85kcal/100g
▼テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
火曜 19時00分~19時54分
出演:林修、松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)、スザンヌ 安田美沙子 伊集院光 永瀬廉(King & Prince)/カズレーザー 秋元真夏 ほか
講師:笠岡誠一/本郷和人 上野誠