2023年12月9日放送の『満天☆青空レストラン』で取り上げたのは、大分県竹田市の「サフラン」。サフランを使ったアイデアレシピが続々登場!作り方や材料など詳しい情報はこちら!
大分県竹田市「サフラン」
今日の食材は大分県竹田市のサフラン!1輪の花からごく僅かしかとれない超希少なサフラン。その驚きの栽培方法とは!?
「サフラン」とは
今日紹介されたのは、大分県の南西部に位置する竹田市で栽培されているサフラン。
「サフラン」はアヤメ科の植物。球根から伸びた茎に咲く薄紫色の花の雌しべを乾燥させて香辛料として用います。ひとつの花には赤色の雌しべが3本。咲いた花からそれらを抜き取り、乾燥させたものが香辛料のサフランです。
(出典:https://www.instagram.com/aozora_official/)
スペインのパエリアや、フランスのブイヤベース、インドのビリヤニなどの料理に用いられていて、サフランによって香りよく鮮やかな黄色で彩られた一品ができあがります。
サフランの花の収穫時期は10月下旬から11月半ば。茎から1個ずつ花を摘み取り、それぞれの花から3本のめしべを収穫し、乾燥。繊細な作業のため、機械化が難しく、手で作業を行っているんだそう。そのため、収穫できる量はわずか。10gのサフランを作るために1000個以上の花が必要なんだとか!
(出典:https://www.instagram.com/aozora_official/)
そんなサフランですが、実は竹田市はサフランの生産量日本一。サフランの国内生産量の約8割を占めています。
サフランは紀元前16世紀のクレタ島の壁画にも栽培の様子が書き記されるほど歴史は古く、クレオパトラの化粧水にもサフランが入っていたと言われているんだそう。イランを中心にギリシャやスペインなど世界各地で生産されていますが、日本に伝わったのは江戸時代。その後、1886年から神奈川県大磯町で栽培が始まり、日本全国へと広まりました。竹田市で栽培が始まったのは、今から約120年前の1903年。
竹田市でサフラン栽培が途絶えず続いている理由は、120年前から継承されている「竹田式」の栽培方法にあるんだそう。「竹田式」とは、畑に植えて太陽の下で育てるのではなく、専用の小屋の中で日の光を当てずに花を咲かせて収穫する暗室栽培法。こうすることで海外産のものと比べると、雌しべが太く大きく成長するだけでなく、色鮮やかで高品質のものが育つんだそう。
そのため、竹田市のサフランは、国内外で高い評価を得ています。
鎮痛作用など風の症状を抑える効果が期待できる
ただ、日本国内では残念ながらサフランの用途があまり知られていないのが事実。そこで、サフランを手軽に楽しんでもらおうとサフラン入りハーブティも開発されています。
「サフラン」を使ったレシピ
サフランリキッド
↓ 材料・作り方はこちら!
ポークソテーのサフランソースがけ
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サフランおでん
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大分尽くしのパエリア
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「サフラン」のお取り寄せ
*本記事に掲載されている情報は記事作成時点のもので、現在の情報と異なる場合があります
『満天☆青空レストラン』で紹介されたレシピはこちら↓
▼日本テレビ「満天☆青空レストラン」
土曜 18時30分~19時00分
出演:宮川大輔
ゲスト:水卜麻美 サルゴリラ