2022年6月7日放送の『林修のレッスン!今でしょ』は豚肉を特集!医学的に理にかなった「夏に最強の豚肉料理」BEST5を大発表!紹介された情報やレシピをまとめました!作り方や材料などの情報はこちら!
医学的に理にかなった「夏に最強の豚肉料理」
今日は豚肉王国・鹿児島県で徹底調査!医学的に理にかなった「夏に最強の豚肉料理」ベスト5を大発表!
夏の気になる症状といえば、夏かぜ・貧血・血流・肌荒れ…。それらの症状改善に期待できるのが「豚肉」!豚肉と組み合わせて調理することで、相乗効果で栄養パワーが増える食品とは!?
豚肉×??で夏風邪対策パワーが10倍に!?果たして豚肉と最高に相性の良い食材は何?豚肉を使ったご当地グルメも続々登場!
夏になると暑さで体力が奪われて免疫力が低下し、夏風邪の恐れも。その他、強い紫外線による肌トラブル、大量の汗をかくことによる血流の悪化など、トラブルがいっぱい…。
そんな時の強い味方が「豚肉」。
免疫力低下に効くビタミンB1、肌トラブルに効果のあるたんぱく質、血流悪化を改善するアラキドン酸が含まれる豚肉は夏の最強食材!
さまざまな食材と組みあわせて食べられている「豚肉」ですが、果たして一体どの食材との組み合わせが最も理にかなっているのか!?
医師が選ぶ「豚肉と一緒に食べたい食材」ベスト5
夏に最強の豚肉料理は何!?“豚肉の相棒”ランキング!
教えてくれたのは、食品の栄養を分子レベルで研究する、山本メディカルセンター院長の齋藤真理子先生。
【第5位】豚肉×ニラ
夏カゼ対策パワーが約10倍になる!
汗をかくと鉄分やミネラルが失われ、食欲が落ちるとエネルギー不足に。ミネラル不足や食欲不振で免疫力が低下し、夏風邪の原因に。
そこで必要なのが免疫力UPが期待できるビタミンB1。豚肉に含まれるビタミンB1は地球上の生物の中でもN0.1なんだとか。
そんな豚肉に豊富に含まれるビタミンB1は、ニラのアリシンによって吸収率が約10倍に!
ビタミンB1は水に溶けだす水溶性のビタミン。そのため、体に吸収される前に汗や尿によって一部排出されてしまう。しかし、ニラに含まれるアリシンが近くにあると、ビタミンB1と結びついて水に溶けにくくなり、ビタミンB1を体内に留めやすくなるんだそう。
●ニラをより多く刻む
ニラは刻めば刻むほど細胞が壊れることでビタミンB1の吸収を高めるアリシンが増える。
●油を使って調理する
アリシンは酵素に触れると失われてしまうが、油の膜でコーティングすることでアリシン守り、体内に取り込みやすくなる
●アリシンが多く含まれるのは根元
根元の方が約4倍アリシンの量が多い。
オススメの使い方は、根元は刻んで使い、葉先はざく切り。
[鹿児島県のみなさんがやっていた理にかなった豚肉料理]
・豚肉とニラを炒め、塩コショウ、醤油で味付けする
・長めに切ったニラと一緒に豚しゃぶ
・ごま坦々鍋に豚ひき肉、ニラ、もやしをたっぷり入れる
・油ゾーメン
▼「油ゾーメン」の作り方はこちら!
[齋藤先生オススメの豚肉×ニラ料理]
・ニラ餃子(豚肉と刻んだニラを皮で包んでいる→アリシンの揮発を防ぐ)
・レバニラ炒め(鉄分も補うことができる。貧血予防にもオススメ。)
ちなみに、ビタミンB1はアルコールの分解に使われるので、アルコールを摂りすぎるとビタミンB1不足になりやすいので注意!
お酒のおつまみとして豚肉を食べるのは理にかなった食べ方。
・ビタミンB1とアリシンで夏かぜ予防パワーが約10倍
・ニラを刻み、油で炒める野菜炒めがオススメ
【第4位】豚肉×にんじん
紫外線による肌のシミ・シワ対策!
豚肉とにんじんのβ-カロテンが合わさると、紫外線から肌を守るバリア機能をパワーUP!
βカロテンは体内で肌に潤いを与え、バリア機能を正常にするビタミンAに変換
●皮ごと使う
にんじんの皮にβカロテンが多い → 皮ごと使うと肌トラブル対策パワーUP
[鹿児島県のみなさんがやっていた理にかなった豚肉料理]
・にんじんとインゲンの豚肉巻き
・にんじんとアスパラの豚肉巻き
・ポークカレー
・野菜炒め
・豚肉×β-カロテンで肌のバリア機能がUP!
・にんじんを皮ごと使えば、肌トラブル対策パワーUP!
【第3位】豚肉×たまご
紫外線で傷ついた肌を生まれ変わらせる!
豚肉のたんぱく質×たまごのビオチン → 肌を生まれ変わらせる働き促進!
先生によると、卵に含まれる「ビオチン」には豚肉のたんぱく質を肌の材料として合成する働きがあるんだそう。
●加熱した卵を使う
たまごのビオチンは熱した方が吸収率UP!
[鹿児島県のみなさんがやっていた理にかなった豚肉料理]
・カツ丼
・カルボナーラ
▼「塩豚カルボナーラ」の作り方はこちら!
[齋藤先生オススメの豚肉×たまご料理]
・ハムエッグ
・豚肉×ビオチンで肌の生まれ変わりを促進!
・たまごを熱して使えば肌トラブル対策パワーUP!
【第2位】豚肉×しょうが
暑さで悪くなる血流の改善に期待!?
暑い時期は汗で水分が失われ、血液の粘度が増し血流が悪くなる。そのため、心筋梗塞のリスクが夏場は増加するんだそう。しかも夏場は20~30代の心筋梗塞のリスクが高まるそうなので要注意!
豚肉に含まれる「アラキドン酸」としょうがに含まれる「ショウガオール」が血管を広げ、血流悪化を防止!
アラキドン酸とは、人間の体内で生成できないため、食品から摂取する必須脂肪酸の一種。体内で「アナンダマイド」に変化し、血管を拡張する働きを持つ。
また、ショウガオールにも血管を拡張する働きが。
●しょうがはおろして使う!
ショウガオールは細胞壁に囲まれている。すりおろすことでより多くのショウガオールを摂ることができる。
[鹿児島県のみなさんがやっていた理にかなった豚肉料理]
・豚汁に生姜を入れる
・豚のしょうが焼き
・からし豚(焼き豚にからしを塗って酢としょうがに漬け込んだ料理)
・アラキドン酸とショウガオールで血流を改善する
・しょうがはすりおろして、使うのがオススメ!
【第1位】豚肉×玉ねぎ
医師が選んだ夏のNo.1組み合わせ!夏かぜにも血流改善にもいい最高の組み合わせ!
5位のニラに含まれる「アリシン」が玉ねぎにも多く含まれる。そのため、免疫力をアップさせるビタミンB1を約10倍吸収することができる。
また血流にも良い「ケルセチン」というポリフェノールが含まれているため、血流改善効果がも期待できる。
●皮が濃いものを使う!
ケルセチンは玉ねぎの皮に含まれる。
皮の色が濃いものほど、より多くのケルセチンを含んでいる。
[鹿児島県のみなさんがやっていた理にかなった豚肉料理]
・しょうが焼き
・野菜炒め
・豚汁
・カレー
・豚肉と合わせる時は玉ねぎの皮が濃いものを使う!
*本記事に掲載されている情報は記事作成時点のもので、現在の情報と異なる場合があります
▼テレビ朝日「林修のレッスン!今でしょ」
火曜 19時00分~19時54分
出演:林修、バカリズム、斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
【学友】西田尚美 小芝風花 伊沢拓司 坂東龍汰 柴田英嗣(アンタッチャブル)森千晴
【講師】磯田道史 齋藤真理子(山本メディカルセンター院長)