2018年12月11日放送の『林修の今でしょ!講座』は、冬に名医が勧める3大食品「そば・甘酒・もち」驚きの健康パワーを徹底解明SP。こちらのページではその中で紹介されたお米よりも太らない!?ダイエット効果があると注目の「お餅」についてまとめました。作り方や材料など詳しいレシピはこちら!
お米よりも太らない!?「お餅」のダイエット効果
冬や正月に「お餅」を食べるのは医学的に正しかった!
ダイエット効果があると注目の「お餅」の意外な栄養とは?
教えてくれるのは、みなと芝クリニック院長 川本徹先生。
「お餅」のスゴいパワー
通常のお米ともち米のカロリーを比べてみると・・・
もち米:202kcal
と、カロリーはもち米の方が高いのに、なぜお餅の方が太りにくい?
理由は、もち米と白米の「でんぷん質」の違いにあります。
もち米:アミロペクチン100%
「アミロペクチン」はお米を炊いた時にできるネバネバ成分。
もち米:消化酵素が浸透しにくく、消化に時間がかかる
お米に比べてお餅は消化吸収されにくいため、長時間胃の中に残り、余分な間食を減らしてくれるんですね♪
⇒白米 茶わん1杯なら、お餅2~3個食べても大丈夫!
また、お餅には肥満抑制に期待できる栄養素「パントテン酸」が含まれています。
「パントテン酸」は様々な栄養素をエネルギーに変えてくれる成分。そのため、お餅は太りにくい食べ物になっています。
白米:0.25mg
お餅:0.34mg
約1.5倍もお餅の方が「パントテン酸」が多いんですね。
ちなみに「カロリー」というのは、そのものがすぐ脂肪になるということではありません。
お餅は「パントテン酸」のパワーでカロリーをエネルギーとして変換し、脂肪の蓄積を予防してくれるため、太りにくいんですね♪
また、お餅は風邪予防にも効果的!
「パントテン酸」は代謝機能を高め、免疫力アップにも期待できます。
●お米より太りにくい
●消化吸収が穏やかで腹もちが良い
お餅と一緒に食べたい食材ベスト3
「大根おろし」「きなこ」…医学的に良い組み合わせは?
名医が選ぶ!お餅と一緒に食べたい食材ベスト3を発表!
大根おろしなどのビタミンCと一緒にとると肝臓の解毒作用がアップ!
「ねぎ」を足すとより高い効果が期待できる。
大根おろしにはアミラーゼや葉酸など健康効果の高い栄養素が豊富。肝臓の解毒作用を高めてくれる栄養素も。
中でも今回注目するのは「ビタミンC」。ビタミンCは肝臓の解毒作用を助け、二日酔い解消にも効果的。
また、大根おろしの「ビタミンC」と、お餅の「パントテン酸」を一緒にとることがポイント。パントテン酸はさまざまな栄養素の働きを助ける栄養素。パントテン酸がビタミンCの働きをたすけ、肝機能を強化する。
また、ネギを合わせるとより効果的!ねぎに含まれる「アリシン」が、肝臓の有害物質を排出してくれる効果が。
タンパク質とカルシウムが骨を丈夫にしてくれる。
「海苔」と合わせるとさらに効果的!
チーズの「カルシウム」とお餅の栄養素が丈夫な骨を作ってくれる!
骨をつくるのに必要な栄養素はカルシウムとタンパク質。骨の約40%はたんぱく質なんです。
チーズは乳製品なので、カルシウムが豊富。牛乳の約5~10倍のカルシウムが含まれています。また、お餅には白米の約1.5倍のたんぱく質が含まれています。
なので、お餅×チーズは骨にいいんです♪
さらに、海苔を巻いて食べれば効果アップ!海苔に含まれる栄養素「ビタミンK」はカルシウムとタンパク質を使い、上部な骨を作り出す栄養素。
血糖値の上昇を抑え、肥満を予防してくれる。
大豆が原料のきな粉は栄養素が豊富。水分をなくして粉状に加工していることで栄養素が凝縮されている。
今回注目するのは「食物繊維」。
きな粉大さじ1杯で豆腐3丁分の食物繊維が含まれています。
朝食で大豆や麦などの食物繊維を豊富に摂ると、血糖値の上昇を抑えてくれる効果が。
セカンドミール効果:朝食に食物繊維が多い食品をとると、昼食後の血糖値の上昇も抑える。
きな粉の効果は3~4時間続くと言われています。朝食べたらお昼の間も効果は続いているので、ダイエット効果があるんですね♪
その他紹介された情報
▼テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
火曜 19時00分~19時54分
出演:林修、松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)、高橋英樹 鈴木杏樹 光浦靖子 / 八木亜希子 伊集院光 濱田龍臣 / 向井理 劇団ひとり 新井恵理那
講師:友竹浩之、尾関健二、川本徹